リコーダーJP コートヴィル作品


アルトリコーダー デュオソナタ
第5番 ハ長調


Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。


★この曲を収録したマイナスワン音源つき楽譜★
3086 リコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)


 1700年ごろアムステルダムでRogerにより出版された「14のソナタ」という曲集に、フィンガー(6曲)やペジブル(2曲)の作品とともに収録された6曲の無伴奏デュオソナタのなかの第4曲です。


★解説★

  3つの楽章から成っています。指回りの難しさはあまりないのですが、「数えにくさ、アンサンブルの難しさ」はかなりのもので、その意味ではタップリ楽しめると思います。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。しだいに音符が細かくなるテーマを第1リコーダーが示し、続いて第2リコーダーがそれを同度で模倣するカノンふうの開始ですが、第2リコーダーは「5拍遅れ」で始まりますので、あたかも「5拍子」の曲であるかのように聴こえます。こうした「拍の感じにくさ」によって、一見やさしそうな曲なのに、合わせてみると意外に手ごわいのです。

 第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、2分の3拍子。今度はフーガふうに始まりますが、第2リコーダーがハ長調で示したテーマを第1リコーダーが模倣を始めるとき、やはり「5拍遅れ」で入ってきます。その後も、テーマが戻ってくるときの「開始の拍」がいろいろであるのをはじめ、変則的なリズムが多く用いられていて、非常に拍を見失いやすいようにできています。まるで、「初見で簡単に合わせられてたまるもんか」とでも作曲家が思っていたのか?と勘ぐりたくなるほどです。「1度でピタリと合わせられた」という人は、ちょっと自慢していいかも知れません。

 第3楽章はポコ・ラルゴ(やや広々と)、4分の3拍子で、付点の跳ねるリズムを基調とした音楽です。合わせるのがとても難しい1・2楽章を頑張った「ごほうび」というわけでもないのでしょうが、今度はリズムの揃った「声をそろえて」演奏する箇所が多くて、アンサンブルの維持はたいへん用意になっています。ただ、原典の楽譜通りに終わったのではいかにも知りきれトンボですので、校訂・演奏者の武藤氏が、「ダ・カーポ」することによって全体をロンド形式にまとめることを提案しています。


※ 演奏例がお聴きいただけます

1 アダージョ 
2 ヴィヴァーチェ 
3 ポコ・ラルゴ
B2
B3
B2

※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー演奏: 武藤哲也

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