リコーダーJPの「指回り難易度」表示

★あなたの演奏可能曲は?★


 リコーダーJPは、古くからのリコーダーファンの皆さんにお役に立ちたいのはもちろんですが、それだけではありません。むしろ、これまで楽器を何も手にされたことがないような皆さんにリコーダーの楽しさを知っていただき、楽しみながら上達していただいて、いずれ遠からぬうちにバロックソナタなど最高の名曲もどんどん演奏して楽しんでいただけるようサポートするのが大きな目標です。

 でも、

 「バロックソナタなんて難しいんでしょ?」

 こうおっしゃる声が聞こえてきそうです。ところが、一概にそうとも言えないのです。やさしい曲、やさしい楽章もあります。リコーダーを手にしてまだ1年に満たないかたでも、十分に演奏できるようなやさしい曲(楽章)もあるのです。

 むろん、音域内の音はすべて知っていて出せる必要はあります。その意味では、リコーダーJPの「段階」で言えば「第8段階」の曲になります。しかし、指回りの点ではごくごくやさしくて、とにかくどの音も出せさえするのなら少しの練習でどなたでも演奏できそうなやさしいものもあるのです。

 そこで、リコーダーJPは従来の「使用する音による段階別」だけでなく、「指回りの難易度」の表示を行うことにしました。これによって、「どの曲がやさしいのか、難しいのか」が一目瞭然になります。

 「指回り難易度」に関する内容的目安は下の表の通りです。(これは作曲家の皆さんに「作曲のガイドライン」でご提示していたものがベースになっています。)Aがおよそ「初級レベル」、Bがおよそ「中級レベル」、そしてCが「上級レベル」という感じです。さらにそれぞれにいくつかの段階を考えました。

 そして、リコーダーを始めてあまり長くないかたなど、ご自分がどれぐらいの難易度ならクリアできているのかをご自分ではかっていただく目安となるよう、「指回りスキル判定ゲーム」を作ってみました。ぜひ1度遊んでみてください。皆さんのご意見もお待ちしております。


指回り難易度表
難易度 指回りの上での内容 指回りスキル判定ゲーム
A1 中庸テンポまでで、しかも四分音符までで構成されている。 判定ゲーム
A−1
A2 中庸テンポの曲なら4分音符までが支配的である。ゆっくりしたテンポの曲なら8分音符が順次進行(音階的な進み方)で適宜使われている程度。 判定ゲーム
A−2
B1 中庸テンポなら8分音符までが支配的である。速い曲なら8分音符は一部の使用にとどまっている。 判定ゲーム
B−1
B2 快速な曲なら8分音符までが支配的である。中庸テンポならば16分音符が一部に使われている程度。 判定ゲーム
B−2
B3 中庸テンポで16分音符が適宜使われている。快速なテンポならば16分音符は順次進行を中心とする一部の使用にとどまっている。 判定ゲーム
B−3
C1 快速なテンポで16分音符も多いが、順次進行が多い・演奏しやすい調性である等のため特別困難な部分はなく、上級者なら容易に演奏可能な程度。 判定ゲーム
C−1
C2 快速なテンポで16分音符が支配的だったり複雑な跳躍進行が多かったり、演奏しにくい調性の部分があるなど、上級者でもある程度の練習が必要。 判定ゲーム
C−2
C3 速くてしかも細かく複雑な動きを含み、タンギングの高い技術も必要であるなど、最高クラスの難しさ。 判定ゲーム
C−3

 ※言うまでもなくこれは一つの目安です。
 ※ご自分の指回りスキルを1〜2段階超えるぐらいの曲なら、少し頑張って練習すれば演奏できるようになる場合が多いでしょう。


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