リコーダーJP ディヴィジョン・フルート


フィンガー氏のディヴィジョン


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
ダウンロード製品 620円+税
2300 リコーダー用 1400円+税




曲集『ディヴィジョン・フルート』について

 ディヴィジョンとは、多くの回数繰り返し演奏される低音パターンに乗せて、即興的に演奏された一種の変奏曲で、主題としては、よく知られた歌謡や楽曲の旋律が用いられました。イギリスでは17世紀にヴァイオリンの名手たちがよく演奏して人気を博しました。1686年にイギリスの出版業者Playfordが出版した『ディヴィジョン・ヴァイオリン』は、名人のたちの演奏に刺激された音楽ファンの「自分でも演奏してみたい」という需要に応えるものだったのでしょう。

 やがて紳士の間でリコーダーが流行するなか、出版業者Walshは1700年代初頭に『ディヴィジョン・フルート』を発刊しました。これは、『ディヴィジョン・ヴァイオリン』から多くの曲を取り入れ、別の曲も加えて編まれたもので、有名な「グリーンスリーブズ」や「イタリアン・グラウンド」などを含む、リコーダーファンの間では有名な曲集となっています。


「フィンガー氏のディヴィジョン」について

 民謡などを元に無名の作者が作ったものと違い、大作曲家・フィンガーによるディヴィジョンで、さすがに完成度の高い、珠玉の一篇だと言えるでしょう。
 原典では、最初のテーマには1番括弧と2番括弧のあるリピートが明らかに指定されていますが、変奏に入ってからは、各変奏の間がダブルバー(複縦線)で区切られているだけです。

 しかしバロック作品のダブルバーには注意が必要で、リピート記号の意味である場合もあります。本作では変奏の最後に次の変奏で用いる音型を少し先取り予告するようになっていますから、ストレートで演奏するのが自然のようにも見えます(同じフィンガーの2巻(1)のディヴィジョンの場合と同様に)が、この曲の場合は、

(1)リピートしても差し支えない(独奏パートのつながりが不自然にならない)ように書かれている

(2)全体でテーマと8変奏と、この種の曲としてはコンパクトな尺になっている

ということから、全変奏を繰り返すことが意図されている‥‥というか、そのように演奏したほうがよいと思います。(この点RJP版はAmadeus版とは異なる解釈となっています。)


※演奏例がお聴きいただけます
リコーダーによる演奏 (C−2)

 ※カッコ内は指回り難度です。
 ※リコーダー演奏: 石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司



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