リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ト長調 作品3−2


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2263 アルトリコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)



★解題★

 ヴァレンタインの「12のソナタ・作品3」は、「作品2」の発表の2年後、1710年にローマで出版されました。矢継ぎ早に作品が出版されている様子から、往年の活躍ぶりと作品の人気がしのばれます。


★解説★

 4つの楽章から成っています。第1楽章には「高いレ」まで出てきますが、第2楽章から第4楽章にかけては音域が狭く、とくに第4楽章は「高いラ」が最高という低さなのですが、打ち沈んだ感じはまったくない、屈託のない明るさを持っています。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。V字型に動く分散和音で始まってゆったり下ったかと思うと跳ねるリズムでしめくくられる、なかなか面白い動きのテーマで始まります。と思うと、後半は跳ねるリズムがおおいに活躍し、長い「しめくくり」の音楽がエコーを構成します。「初め」があり、短い「なかば」があり、そして長い「終わり」があるという音楽。

 第2楽章はテンポ・ディ・ガボット(ガボットのテンポで)、2分の2拍子です。ヘンデルのハ長調ソナタの第4楽章「テンポ・ディ・ガボット」と同じ音型で始まりますが、もちろんヘンデルよりもヴァレンタインのこの曲のほうが、はるか先に発表されています。そしてヘンデルに比べると、良くも悪くも、はるかにあっさりした内容です。

 第3楽章はサラバンドと題され、ラルゴ(広々と)、4分の3拍子です。前半後半8小節ずつの、最もシンプルなつくりの音楽で、小さな器に盛られた、品のいいお菓子のような音楽。よく工夫された名工の仕事です。

 第4楽章はジーグで、アレグロ(快活に)、8分の6拍子です。まるで民謡のような、あるいは唱歌のような、素直で親しみやすい旋律線でできており、これも本当に短くまとめられた、珠玉の小品です。



※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー&MIDI
チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源と全音G-1A)


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