リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ニ短調 作品2−2


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2209 アルトリコーダー用 1800円+税
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★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

4つの楽章から成り、引き締まった構成の佳品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。変化に富んだリズムを含む主題に始まり、哀切に歌っていきます。途中に「フェルマータ」が置かれているのは、おそらく即興的なパッセージを演奏したものと思われます。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、8分の3拍子です。スピード感のある楽曲で、そうとう速いテンポで演奏したものかも知れませんが、そこそこのところで演奏しても楽しさは十分に出るでしょう。繰り返しの指定がないので、ずいぶんあっさり終わります。

 第3楽章はふたたびアダージョで、今度は2分の3拍子です。平明な旋律で悲哀を歌いますが、途中、長調になってクライマックスを築きます。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の12拍子のジーグです。3つ続きの八分音符に1拍ずつ(3音ずつ)スラーが指定されていて、後期バロックの多くのジーグとはノリが違いますが、コレルリのソナタにはいくつもの例があります。かなり速いテンポの曲でしょう。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−1)
第2楽章(C−1)
第3楽章(A−2)
第4楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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