リコーダーJP ルイエ作品


ソナタ ト短調 作品3の3


★この曲を収録したCDつき楽譜★
RG-068 リコーダー用 900円+税
SR-029 リコーダー用 3800円+税




★解題★

 J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品3」は、1700年代の早いころ、作品1・作品2につづきアムステルダムで出版されました。作品1から数年の歳月を経て、親しみやすく清新な作風にはいっそうの磨きがかかっています。

  ※どうも作品の出版年についていろんな文献の説がばらばらなのでこのような申し上げ方をすることにします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、そして作品1の出版年を1705年とする説が正しいとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。


★解説★

 4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。

 第1楽章はアフェトゥオーゾ・エト・グラーヴェ(愛情深く、かつ荘重に)、8分の6拍子。ゆったりとしたシチリアーノのリズムに乗って、最初はとつとつと語り始め、やがて少し流れていきながら、痛切な感じの音楽が進みます。中間部は長調に明るんで始まりますが、やがてニ短調に転じて新しい展開をみせ、終わり近くに長い吹き延ばしがあります。そのあと「ダ・カーポ」の指定により最初の部分に戻って終ります。ルイエらしい真実な感じの佳品です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子。最初のモチーフは2小節半、続く16分音符のモチーフは3小節半というちょっと半端な長さで、それが音楽におもしろ味を与えています。展開も十分におこなわれて、終り近くに出現するフェルマータも心憎い効果を上げます。アンダンテ(歩く速さで)に落ちついて終わるよう指定されています。

 第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)で、4分の4拍子。比較的こまかな音符を歌いついで、いろいろと景色を変え気分を変えなら、きよらかに歌います。

 第4楽章はジーグ・アレグロ、8分の6拍子。第1楽章もそうであったように、短いモチーフを吐き出したあと一息入れる、独特な開始です。典型的なジークのようでありながら感覚が新鮮で独創性があります。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−2)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司


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