リコーダーJP ルイエ作品


ソナタ ニ短調 作品2の3

★この曲を収録したCDつき楽譜★
RG-032 リコーダー用 900円+税
SR-021 リコーダー用 3800円+税



★解題★

 J.B.ルイエ(1688?〜1720頃?)の「リコーダーと通奏低音のための12のソナタ 作品2」は、1705年の作品1につづき、1715年にアムステルダムで出版されました。作品1から10年の歳月を経て、親しみやすく清新な作風にはいっそうの磨きがかかっています。

  ※作品1の出版年を1710年としていましたが、1705年のほうが正しいようですので、お詫びして訂正いたします。なお,ルイエは1688年に洗礼を受けた記録があるそうですが、これが生年だとすると、作品1は弱冠17歳での出版ということになります。


★解説★

 5つの楽章から成り、速いプレリュ―ドから始まって、途中インテルメッツォを挟んで3つの舞曲をちりばめた組曲、といった体の作品です。小粒ながらぴりりと気がきいた、たいへんおもしろい曲です。

 第1楽章はVivace(生き生きと)4分の4拍子。16分音符がかけあがったり下ったりくるくると舞ったり。ふつうの流れなら今のがもう一回あるのかと思うと、なかったり、逆にこれで終わりかと思うと「もういっちょう!」があったりして楽しく予想を裏切り、平凡が避けられています。

 第2楽章はアルマンド、4分の4拍子。印象的に前半をしめくくったあと、後半は拍子感に変化があったり反復進行で新鮮な響きを味わえたりと工夫が凝らされています。

 第3楽章はサラバンド。4分の3拍子でゆっくりとときを刻む低音に乗って、比較的跳躍進行の多いメロディーが歌われます。精妙な響きが美しい、ルイエらしい佳品。

 第4楽章はプレスト、2分の2拍子の間奏曲。ほとんど休みなく疾走する16分音符の音楽です。どこでブレスをとるかが難しい。思い切ってフレーズの最後の音をはしょる(というより吹かない)のかも知れません。

 第5楽章はジーク、8分の12拍子。駆けぬけるのではなく軽く飛び跳ねながら踊るような趣があり、何とも独特な味です。後半でのリズムの変化も新鮮。名工ルイエの実に丹念な仕事ぶりが楽しめます。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(B−3)
第3楽章(B−1)
第4楽章(C−3)
第5楽章(B−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:堀川智也さん  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司



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