-----------------------------------------------------------------------  リコーダーJP メールマガジン                          117号 2017. 6. 21. ------------------------------------------------------------------------ ★ごあいさつ★  まるきりカラ梅雨かと思っていたら、初めて大阪も大雨になりました。  みなさまお元気でお過ごしでしょうか。  いつもご愛読ありがとうございます。RJPメールマガジン、第117号をお届け いたします。 RJP刊行物総合カタログ(2017年春夏号) http://www.recorder.jp/rjpcatalogue.pdf ■目次■  <ごあいさつ> 1 ドイツ・イタリアのバロック音楽 (6/25 北海道) [再掲] 2 盛期バロックの響き(そう楽舎) (7/1 大阪  7/2 奈良) [再掲] 3 光と影、対話とモノローグ 福田恵、田中せい子) (7/1 東京) [再掲] 4 J. S. バッハと息子たち 東京バロック管弦楽団 (7/2 東京) [再掲] 5 ひとときの音楽 〜バッハとテレマン〜 早川廣志  (7/1 宮崎) [再掲] 6 ファン・エイク《笛の楽園》全曲演奏の試み その1 (7/8 京都) [再掲] 7 2017年7月の新刊 8 編集後記 ……………………………………………………………………………………………… ★1 ドイツ・イタリアのバロック音楽 (6/25 北海道) ………………………………………………………………………………………………  札幌を拠点に活動されているアンサンブル・リベラ・バロッコの演奏会。 http://www.recorder.jp/events/170625.htm ……………………………………………………………………………………………… ★2 盛期バロックの響き(そう楽舎) (7/1 大阪  7/2 奈良) ………………………………………………………………………………………………  テレマン没後250年記念で、オール・テレマンのプログラム。バロック・フル ートの太田里子さんにも注目です。 http://www.recorder.jp/events/170701.htm ……………………………………………………………………………………………… ★3 光と影、対話とモノローグ 福田恵、田中せい子) (7/1 東京) ………………………………………………………………………………………………  リコーダー奏者の福田恵、田中せい子、高橋明日香の3氏による演奏会。 http://www.recorder.jp/events/170701-2.htm ……………………………………………………………………………………………… ★4 ひとときの音楽 〜バッハとテレマン〜 早川廣志  (7/1 宮崎) ………………………………………………………………………………………………  リコーダー&フラウト・トラヴェルソ奏者、早川廣志さんの演奏会。 http://www.recorder.jp/events/170701-3.htm ……………………………………………………………………………………………… ★5 J. S. バッハと息子たち 東京バロック管弦楽団 (7/2 東京)) ………………………………………………………………………………………………  若いアマチュア奏者たちがバロック作品演奏のために結成したアンサンブル。 大阪出身の井上玲さん(知る人ぞ知る天才的リコーダー奏者)が出演します。 http://www.recorder.jp/events/170702.htm ……………………………………………………………………………………………… ★6 ファン・エイク《笛の楽園》全曲演奏の試み その1 (7/8 京都) ………………………………………………………………………………………………  京都産業大学の竹内茂夫先生の意欲的な挑戦、エイク全曲演奏の第1回。 http://www.recorder.jp/events/170708.htm ……………………………………………………………………………………………… ★7 2017年7月の新刊 ………………………………………………………………………………………………  7月は2タイトル(+1)がリリースになります。(+1は同一内容のA5版 製品です。) ■マンチーニ アルトリコーダーソナタ 第4番 イ短調 http://www.recorder.jp/piece/2/2184.htm  「ナポリ楽派」の俊英・マンチーニのリコーダーソナタ集より第4番です。  本作の白眉は第2楽章のフーガで、圧巻のボリュームといい息つく間のない緊 密な構成といい、あらためてマンチーニの対位法的技量に圧倒されます。 ■リコーダー音楽叢書 シックハルト ソナタ集 第6巻 http://www.recorder.jp/classic/sr/sr094.htm  シックハルト「音楽のABC(すべての調による24のソナタ)」作品30より。第 16番(ト短調)、第17番(変イ長調)、第18番(変イ短調)です。  「音をとるだけでこんなに難しい曲もあるのか」というぐらいウルトラ難しい曲 をやってみたい人に、変イ短調のソナタはお勧めです (^_^;  ……………………………………………………………………………………………… ★8 編集後記 ………………………………………………………………………………………………  前号とは対照的に、今号の演奏会情報はあまり多くなくて、しかも再掲モノば かりになってしまいました。こんなことでは、ろくに役に立ちませんね。すみま せん。  RJPメールマガジンも、HTMLメールにして、Youtubeあたりで探し出した面白い 動画をたくさん貼っておくようなモノに衣替えしたらいいのかも知れませんが・・  *   *   *   *   *   *  メールマガジンに限らず何でも、世の中で必要とされ続けたいのなら、ネット 環境やIT環境の時代的な状況に、ある程度合わせていけないとダメだと思います。 それを怠ると、世の中から取り残されて無用物になってしまいかねません。少な くとも、そうなることを自覚していないとまずい。  その点、楽譜業界なんか、大丈夫なのかなぁ・・・  *   *   *   *   *   *  あれは東日本震災の年、楽譜問屋さん大手3社が連名で号令をかけ、楽譜出版 社を一堂に集めたことがありました。と言っても実際に集まった会社は一部だけ だったのでしょうが。私も、お江戸まで出かけました。  そのときの用件は、ネットを利用して流通在庫の状況を便利に把握できるシス テムを開発したから、運用に協力してほしい・・・みたいな話だったんですが、 そのシステム自身がどうやら鳴かず飛ばすでポシャッてしまったことはさて置き、 そのとき問屋さんの偉い人が〆の挨拶で「これからも、製・販(出版社と流通) 一体となって、紙にインクで印刷した楽譜を・・・」などと強調しておられたの が、妙に印象に残りました。  もちろん、紙にインクで印刷した楽譜の需要が皆無になることは、まだ当分は ないでしょう。特に日本では欧米以上にそうだと思います。でも他方、先細りし ていくのを避けられるとも思えません。  どうしていくつもりなのかなぁ、問屋さんたち。  *   *   *   *   *   *  PDFの楽譜をタブレットに入れておいて活用している音楽ファンや演奏家は、 すでに少なくありません。譜面台と一体になったタブレット型の楽譜ディスプレ イ装置が管弦楽団などで普通に用いられるようになる時代も、そう遠いことでは ないのかも。  そういう時代に備えて、なにか電気機器メーカーとも協力したプロジェクトを 考えるとか・・・  楽譜をタブレット型ディスプレイに表示するなんて、一見便利そうですが、音 楽家は自分のメモやら指揮者・コンサートマスターの指示やらを楽譜に書き込ん だりするものなので、実は今あるタブレットをベースに形だけ作っても、実用性 に限界があります。  しかし、それは必ずしも乗り越えられないほどの大問題でもないはずで、たと えばペンタブレットの技術と組み合わせれば、利用者の書き込みを表示するだけ でなく、別レイヤーに保存していくようなモノだって、容易に作れるのではない でしょうか。実現すれば、書き込みを必要に応じて消したり呼び出したりできる 分、紙の楽譜以上に有用なものになるかも知れません。  そういうモノを作るために、楽譜出版社・問屋さんが協力して機器メーカーと の間で統一規格を決めて・・・  ダメでしょうかね。 (RJPディレクター 石田誠司) ------------------------------------------------------------------------  リコーダーJP メールマガジン                             117号 2017. 6. 21. ------------------------------------------------------------------------ 編集・発行 リコーダーJP http://www.recorder.jp info@recorder.jp ※このメールマガジンは、お申し込みにより配信しています。もしも間 違いやいたずらの登録により配信がなされている場合や、購読を停止 される場合は、リコーダーJPダイレクトの皆様ならば、お手数ですが、  上記 info@recorder.jp まで「メールマガジン不要」などの題でメー  ルでお知らせください。「まぐまぐ」からお申し込みいただいた皆様  は、  http://www.recorder.jp/magazine_mag2.htm  から配信停止のお手続きをお願いいたします。 ※リコーダーJPからの配信は「B.C.C.配信」です。