リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ハ短調
パルマ写本第9番



(試聴用動画準備中)

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全曲をノーカットで試聴できます


★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
ダウンロード製品 1860円 (税込)



★解題★

 イタリアはパルマ市「パラティーノ図書館(元のパルマ王立図書館)」に「Sinfonie di Roberto Valentini Inglese」と題された筆写譜があり、ヴァレンタインの通奏低音伴奏リコーダーソナタが12曲収められています。


★解説★

 本作は集中の第9番で、小粒ながら個性的な傑作です。 

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。最初に示した主題を丁寧に何度も扱い、ところどころに速い音階的な動きの装飾句を挟みながら、じっくりと語ります。最後のあたりで「ナポリ6」を響かせるのは、晩年のヴァレンタインが好んだ行き方です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子です。リズミックな短い主題に固執して音楽を進めます。後半、ところどころで急に立ち止まるのはちょっと珍しい語り口です。そして、いつになくリコーダーが全体に低い音域に偏っていて、おどけているようでいながらも、どこか沈鬱な感じもある楽章です。

 第3楽章はアンダンテ(歩くように)、8分の3拍子です。「ナポリ6」への偏愛をあらわにみせながら、最初に示した短いモチーフを徹底的に扱っていきます。前の調で完全終止したあと、いきなり「ナポリ」で新しい調に飛び込むという珍しい転調が何度も用いられて、強い印象を残します。

 第4楽章は再びアレグロ、8分の6拍子です。ジーグなのかも知れませんが、リズムパターンはなかなか変化に富んでいて、一本調子なノリではありません。ここでも最初に示した主題は大事に扱われていて、最後も主題を再現したあとに「ナポリ」を響かせることで、「ああもうすぐ終わりなんだな」と感じさせます。



※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−2)
第2楽章(B−3)
第3楽章(B−2))
第4楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司 (ヤマハ YRA-302)  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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