アルトリコーダーデュオソナタ
ト短調 作品3-6
(試聴用動画 制作中)
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★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
ダウンロード製品 1860円(税込)
★解題★
英国王室に重んじられた教会音楽の大家、W. クロフトの「6つの2声ソナタ(Six Sonaas of Two Parts)」作品3は、はじめアムステルダムのRogerから、のちにロンドンのWalshから、他の人の曲をおまけにつける形で出版されました。さすがは宗教曲の大家の作で、対位法的な書法に秀でており、バロックの二重奏ソナタの中でもよく知られ、よく演奏されている曲集の1つとなっています。
★解説★
第6番のソナタは3つの楽章から成り、重厚な感じの第1楽章、かろやかに舞う第2楽章、そして短い序奏のあとキビキビしたフーガふうの音楽が続く終曲から成っています。コンパクトですが、隙のない名品です。
第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。やや重い足取りの主題を第1リコーダーが始めると、その歌い終わりを待たずに第2リコーダーが5度下でかぶさってくる(フーガの応答法で言う「ストレッタ」のように)という開始です。やがて少し動きの速い副主題が現れ、さらに、八分音符がなだらかに下降する3つ目の主題が現れると、間もなく収束に入ります。
第2楽章は4分の3拍子で、ヴィヴァーチェ(生き生きと)とし指定されています。付点音符を用いた「跳ねるリズム」が支配する舞曲ふうの楽章で、シックハルトのコレンテの影響があるのかも知れません(あるいは話は逆なのかも知れませんが)。付点八分音符と十六分音符による跳ねリズムのノリに合わせて、いちばん最初の不完全小小節の八分音符や1小節・2小節のような箇所の八分音符を、十六分音符のように短く引っ掛ける演奏の仕方とするのが普通でしょう。
第3楽章は、最初2分の2拍子・グラーヴェの序奏があり、やがてアレグロ(快活に)・4分の4拍子でフーガふうの主要部分に進みます。この部分はフーガと呼べるほど整った内容ではありませんが、同音連打を多くふくむ活発な感じを主題を扱って、緊迫感のある音楽を運ぶ手腕は、さすがなものです。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 (B2)
第2楽章 (B3)
第3楽章 (B3)
※ カッコ内は指回り難度です。
※ リコーダー演奏:石田誠司 / 下畑郁夫さん
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